在マナウス日本国総領事館(後藤修二総領事)は、アルミランテ・エルネスト・デ・メーロ・バチスタ州立校自治会との間で、草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「アルミランテ・エルネスト・デ・メーロ・バチスタ州立校食堂・調理室建設計画」の贈与契約署名式を21日に催した。
これは同校に食堂と調理室を建設することにより、3部制の1~12年647人の生徒に、より快適で安全な学食環境を提供し、同校の教育の質向上に貢献するもので、およそ8万2千米ドルが供与される。
署名式には、後藤総領事、モウラ・アマゾナス州教育局州都担当局次長、アウヴェス同校校長、ジェジニ同校自治会長、リマ海軍少佐らが出席。最初に参加者全員で日伯両国国歌を斉唱、アウヴェス同校校長の挨拶の後に、後藤総領事とジェジニ同校自治会長が、贈与契約書の署名に臨んだ。
後藤総領事は、本件計画の実施により、健康的で安定的な食教育も向上することを期待。また、本計画が然るべく実行され完成する食堂・調理室が末永く活用されることを願い、「裨益する生徒達がより良く学び自身の未来を切り開き、ひいては我が国とアマゾナス州の関係がより緊密になれば」と祈念した。
また、モウラ・アマゾナス州教育局局州都担当局次長は「教えることが知識を伝達することではなく、自分自身の形成の可能性を創造すること」と述べ、「教育局としては教育環境の改善に努めているところ。仁尾hン政府の思いやりの本件支援に感謝申し上げる」と謝意を滲ませた。
続いて在マナウス日本国総領事館が用意した模擬小切手プレートを後藤総領事からジェジニ同行自治会長へ手交し、記念撮影を経て散会。式典には総勢200人ほどが集い、時折見られる生徒達の生き生きとした姿と相まって盛会となった。