26日、2月に入ってさっぱりだったサンパウロ大都市圏内にこの夏最大量の雨が降った。前日までの降水量が48・6ミリだったカンタレイラ水系にも、この日だけで46・3ミリの大雨が降り、月間降水量100ミリ超えにも望みが出てきた。ただ、降り過ぎもいささか問題で、サンパウロ市では各地で冠水が相次ぎ、西部リオ・ペケーノでは車が雨水に浮かぶ光景が見られた。また、東部のヴィラ・マチウデでは、9歳の少年が水に流され、行方不明になるという惨事まで起きている。予報だと、3月上旬は連日のように雨とのこと。貯水ダム水系の水位は潤って欲しいが、できるだけ水害がないように降っていただきたいものだ。
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25日、サンパウロ州イビウーナのバーで、逆上した35歳の男性が、60歳の店の主人に発砲して死亡させた上、ほか3人に重軽傷を負わせる事件が起きた。この男性は、店の中でやっていたビンゴ・ゲームで、自分のカードに問題があると主人に抗議しただけでなく、逆上して発砲し、殺害してしまった。だが、この男性客の取り乱しように店内の他の客が激怒。男性はリンチにあった。このゲームは景品がもらえるものだったというが、たかがビンゴで殺人まで起こしてしまうとは。
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25日、サンパウロ大都市圏のオザスコで、18歳の青年が父親の車を勝手に拝借した上、飲酒運転を行い、かなりのスピードで乱暴な運転を行った挙句、50歳の男性を1人轢き殺し、最後に車も大破させた。事故当時、車には青年のほかに4人が同乗し、シートベルトもはめていなかったという。若気の至りだろうが、高い代償がついてしまった。