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東西南北

 ルーラ元大統領が、1日付フォーリャ紙に掲載されたインタビューで、テメル大統領の事を「ゴウピ(クーデター)に勝った男だ」と評価し、話題となっている。ルーラ氏は昨年5月にブラジルを騒然とさせたJBSショックを、「グローボ局とロドリゴ・ジャノー前検察庁長官とジョエズレイ・バチスタ氏によるゴウピ」だと見なしており、「あれだけの攻撃を受けたにも関わらず、下院での罷免審理を2度とも逃げ切った」と評した。これがルーラ氏によるテメル氏に対する賞賛なのか皮肉なのかはよくわからない。だが、愛弟子のジウマ氏を罷免で追い落とした今や敵ながらも、なかなか崩れない点は評価しているのかも。
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 2月23日、サンパウロ市南部パライゾの整形外科で、脂肪吸引と整形手術を受けていた美容師のアレッサンドラ・デ・アウメイダ・マトスさん(30)が、手術中に心停止を起こし、亡くなる事故が発生した。死亡原因は現在調査中だが、アレッサンドラさんの遺族は、手術の過程で何か過ちがあったのではと医師団を疑っている。家族は今回の手術に反対だったという。今後、需要が増えそうな手術だけに、問題への対処が望まれるところだ。
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 2月28日のサッカーリベルタドーレス杯のグループ・リーグ、コリンチャンスは敵地コロンビアでの対ミジョナリオス戦を0―0で引き分けた。相手はコロンビア屈指の強豪で、慣れない高地での試合であったことを考えると、引き分けでも御の字か。少なくとも、本拠地イタケーラでの再戦が少し有利になったのは確かだ。