サンパウロ州イトゥー市にある「イトゥアーノ・サッカークラブ」がサンパウロ州サッカー連盟(FPF、レイナルド・カルネイロ・バストス会長)主催の「2017年度プログラマ・デ・エクセレンシア(クラブ運営総合評価賞)」の金部門で入賞した。2月8日に同連盟本部で授与式が行われ、イトゥアーノ・サッカークラブのタカエス・ツヨシ財務マネージャーとオスヴァルド・ジロルド・ジュニオール代表など受賞チーム関係者が出席した。日系人が有名サッカークラブの経営陣として表彰されるのは珍しい。2月8日付けFPF公式サイトなどが報じた。
同プログラムは参加チームのファン、スタジアムなどのインフラ、事業、選手、人的資源、財務など10の評価基準で審査するもの。今年度は14クラブチームが金部門に入賞し、トロフィーと賞金を獲得した。
タカエス財務マネージャーは今回の受賞について「この賞はジュニオール代表と共にチームが努力した結果」とし、「チーム役員の献身的な協力、イトゥアーノの優秀な経営、チームが行った全てのことが金カテゴリーに入賞する要因となった」と説明した。
ジュニオール代表は「私達はサッカーやコートに対するものだけでなく、経営的な視点も持っている」と話し、「この受賞はイトゥアーノにとって良い格付け。我々は正しい道を歩んでいる。さらにチームを向上させたい」と語った。
式典ではFPF副会長のマウロ・シウヴァさんからトロフィーと賞金が授与された。
2016年度に行われた第1回目ではカテゴリー金の入賞チームはいなかった。2年目となる同事業が授与する賞金は2016年度の合計33万レから、17年度は160万レと384%上昇した。また、当日は2018年度の優秀プログラムの発表も行われた。
金部門のトロフィーを受賞したチームは以下の通り。ボタフォゴ、イトゥアーノ、コリンチャンス、ジュヴェンツス、パルメイラス、サンパウロ、ミラソル、グレミオ・ノヴォリゾンチーノ、ポンテ・プレタ、レッド・ブル、サントス、サン・カエターノ、セルトンジーニョ、XV・デ・ピラシカーバ。
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