ルーラ元大統領がサンパウロ州アチバイアの別荘を介して収賄を行っていたとの疑惑の裁判で、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事が、ジウマ前大統領やカルドーゾ元大統領が証言台に立つ日程を定めた。8日付G1サイトが報じている。
パラナ州連邦地裁で行われる裁判は、ルーラ氏の名義ではないが、実際の所有者はルーラ氏とされるアチバイアの別荘の改築費を、オデブレヒト社が自己負担していたのは、同社がルーラ氏に便宜を図ってもらったことへの見返りの賄賂だったとの容疑でのものだ。
この裁判では、ジウマ前大統領やカルドーゾ元大統領が共にルーラ氏の弁護側として証言台に立つよう求められ、かねてから話題を集めていた。
カルドーゾ氏は5月28日午前9時30分、ジウマ氏は6月25日午後2時に証言を行う。証言の場所はカルドーゾ氏がサンパウロ市、ジウマ氏がポルト・アレグレ市で、ビデオ・カンファレンスの形をとる。
ルーラ氏の弁護団は、5月7日から6月29日にかけて行われる被告側の証言に、130人以上の証人を立てている。