本面でも報じているように、10月実施の大統領選に既に11人もの候補が出馬を公式に宣言している。まだ、この後、連立与党の候補などが出てくることが予想されるが、サンパウロ州民的には、おなじみの泡沫候補レヴィ・フィデリックス氏の名前がないのが気になるところ。サンパウロ市市長選やサンパウロ州知事選、更に大統領選と、大きな選挙には毎度のように出馬し、古の軍人のような大きな口ひげで強烈な印象を残した上、討論会では問題発言をして話題を呼び、常に低支持率で終わる。選挙に祭的な要素を求める場合にはいてほしい存在ではあるが、ただでさえ役者が豊富な今回の選挙でのアピールは難しいか。
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2002年に、10代にして両親を計画殺害したことで話題となったスザーネ・リフトフェン受刑囚が8日、復活祭(パスコア)に伴う1週間の釈放でサンパウロ州トレメンベーの刑務所を出た。模範囚だったこともあり、2015年からは昼間外出を認められるようになり、現在では年5回の一時釈放が認められている。今回の釈放中は夫のロジェリオ・オルベルグ氏と過ごすという。スザーネ氏は数年前には女性受刑者同士で獄中結婚をし、別れたことでも話題を呼んでいた。
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8日、アリアンツ・パルケで行われたサンパウロ州選手権パルメイラス対サンパウロはパルメイラスが2―0で快勝した。サンパウロはこの敗戦の翌日、ドリヴァル・ジュニオル監督を解任した。11日の最終節を待たずしての決断だった。ただ、サンパウロはここまで11戦戦って負け越しているにも関わらず、同組の他チームも奮わないため、準々決勝進出を決めている。