本日付本面でも報じたように、ジョアン・ドリア・サンパウロ市市長がサンパウロ州知事選へ出馬する意向を正式に発表した。一時期は高まる人気を背景に、「大統領にも」ともてはやされた同氏。そういうこともあり、本人は「大統領にはなれなくとも、せめてサンパウロ州知事には」という気持ちでいるかもしれない。ただ、「次期大統領」との声が上がりはじめた途端に舞い上がり、市政を二の次にして州外、国外に自分のプロモーション活動に勤しみはじめて以降は人気急落。自慢の高支持率も、そこまでの高さではなくなりはじめている。知事選も、新鮮さで有権者の心を惹いたサンパウロ市市長選のときほど甘くはないだろう。気を引き締めてほしいものだ。
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週明けの天気予報では、今週のサンパウロ市の天気は乾燥して晴れ続きという話だった。ところが12日の予報は当たらず、夕方に強い夕立を見、市内では約30本の倒木が起きた上、市北西部約15区やオザスコでは停電も発生した。13日早朝も強い雨が降り、予報は「今週は午前中にかなり温度が上がり、夕立が降りやすい日が続く」に変化。海上の前線が予想より強い上、陸上の高気圧が予想したより弱いため、湿度が下がらなかったという。
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今ひとつ調子の上がらないサンパウロFC。だが、そんな中、唯一の生え抜きスター選手、ロドリゴ・カイオがセレソンに選ばれた。「残り枠1」といわれるセンターバックのポジションを、昨年南米一に輝いたグレミオのジェロメルと争う形に。ジェロメルは今や「国内一のディフェンダー」の呼び声も高いが、負けずにがんばってほしいところだ。