ペルー共和国議会が16日、ペドロ・パウロ・クチンスキー大統領の罷免を問う議会投票を22日に行うことを決めた。16日付ブラジル国内紙が報じている。
クチンスキー大統領は、ブラジルの建設大手オデブレヒト社から2回にわけて賄賂を渡されたとして、収賄疑惑を持たれている。
16日に行われた、22日の罷免投票実施を問う投票では87票を集めて実施が決まった。この「87」という数字は、投票の際に罷免が正式に認められる数字でもあり、クチンスキー大統領の立場は苦しい。
クチンスキー大統領は、2005年から16年にかけて、元担当弁護士のヒルベルト・ヴィオレタ氏に8万9182ドルを横流しした疑いと、運転手のホセ・ルイス・ベロナウア氏に60万ドル以上を横流ししていた疑惑を持たれている。
仮にクチンスキー大統領が罷免になった場合、第1大臣で第2副大統領のメルセデス・アラオス氏が代行することになる。
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