ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)が25日、2018年度定期総会と新年会を開催した。総会には約55人が出席、新年会には野口泰在聖総領事が駆けつけ新年を祝った。
総会では平崎靖之会長が開会挨拶を述べた後、先没者へ一分間の黙とうが捧げられた。昨年度事業報告後、石井ケルソン第一会計理事と平延渉前理事が会計報告を実施。昨年度の収入48万4775レアル、支出が53万2880レ計上され、4万8105レの赤字。
その主因は昨年度に広島県から送金された108万円(約3万レ)の引出しを行っていないこと、60周年記念誌編纂作業費が1万7千レもの予算越えとなったことなど。
18年度予算案は収入69万4350レアル、支出59万2703レアルと発表された。
会館の修繕工事が終了し、安定した賃貸収入の増加が見込まれる。また、昨年9月に防犯カメラを設置し、月1万レアルの夜警費用の削減によって、本年度は収支決算の好転が期待できるとされている。
その他、村上副会長から「広島県農業青年ブラジル国派遣事業」、次山千恵子事務局員から「青少年交流事業」、平延コーディネーターから「記念誌発刊」について発表があった。
総会終了後、新年会も行なわれ、野口総領事が出席した。挨拶に立った野口総領事は「私は山口県出身で、隣の広島にはよく行っていた」と懐古した。橋岡勉プレシデンテ・プルデンテ支部長の音頭で乾杯が行われ、食後には平崎会長が野口総領事に「創立60周年記念誌」を贈呈した。