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在聖総領事館、高元領事離任=次世代日系人の支援に尽力

(左から)高元領事、中村領事

(左から)高元領事、中村領事

 在聖総領事館(野口泰総領事)の総務班の高元次郎領事(鹿児島県、46)の離任に伴い、後任に中村玲子領事(神奈川県、38)が着任し、両氏は5日、挨拶のために本紙を訪れた。
 高元領事は、14年10月から約3年半の任期を振返り、重点的に取組んできたものの一つが次世代日系人の支援という。外務省招聘制度を通じて千人以上の若手日系人と知り合ったといい、そこにネットワーキンググループを組織。加えて、日系社会と駐在員社会の連携強化も側面支援してきたという。
 また、戦略的情報発信強化のためブラジル人有識者との関係強化を重点テーマとして取組んだ。南大河州にも10回以上出張、同州知事らとも連携強化に務めた。「実際に各方面でも力強く情報発信してくれている」と手応えを語った。
 最後に「若い日系人の方によくして頂き、とても仕事がしやすかった」と謝意をのべた。
 マナウス、ブラジリアで計4年勤めた新任の中村領事は「日系社会と連携し、110周年関連事業を成功させたい。日伯関係をさらに緊密化していければ」と抱負を述べた。