ブラジル代表は6月のロシアW杯、代表正式メンバー発表前の最後の親善試合、23日ロシア戦(モスクワ)26日ドイツ戦(ベルリン)に向けた欧州遠征の最中だ。
そんな中、5月初旬のW杯正式メンバー発表後のスケジュールが20日に発表され、6月3日のクロアチア戦(開催地未定)、10日のオーストリア戦(ウィーン)が開催されることも明らかにされた。
代表メンバーは5月21日より、リオ州にあるCBF(ブラジル・サッカー連盟)のトレーニング施設に集合する。そこで27日まで1次キャンプを行った後、28日にロンドンに向かい、6月8日まで2次キャンプを行う。
ロンドンでは、地元のクラブチーム、トッテナム・ホットスパーズの協力を得て、同クラブの施設で練習する。
6月3日のクロアチア戦は、ロンドンキャンプ中の調整試合で、英国の都市での開催が濃厚だ。
ブラジル代表は8日に2次キャンプを打ち上げてウィーンに向かい、9日に練習、10日にオーストリア代表戦を行った後、いよいよ11日にロシアのソチ入りする。
スケジュール発表の席で、代表コーディネーターを務めるエドゥー・ガスパールは、「W杯本番の対戦相手と、プレイスタイルや布陣が似ているチームとマッチメイクした。W杯に出場するクロアチアは、戦術も選手の質もとても興味深い。オーストリアはW杯に出場しないが、欧州予選では5バックで戦っていた。W杯本番で対戦相手が、守備的な5バックの布陣を敷いてくる可能性は常に存在し、そのための予行演習としたい」と語った。
代表チームは、ブラジルでも、英国でも、ロシアでも、宿泊施設と練習場との移動を極力短くする事を念頭にこのスケジュールを組んだ。
また、「欧州に出発する前に、リオのマラカナン競技場で壮行試合を行うのでは?」との一部のファン、メディアからの希望的観測はかなえられなかった。(19日付グローボ・エスポルテサイトより)
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