ルーラ元大統領は19日、選挙キャンペーンのためにリオ・グランデ・ド・スル州の2市を訪問したが、右翼団体からの抗議活動に遭遇した。20日付現地紙が報じている。
収賄と資金洗浄で第2審でも12年1カ月の実刑判決を受けたルーラ氏は、2審後も大統領選に備えての遠征活動を続けている。この日はリオ・グランデ・ド・スル州バジェーのパンパ連邦大学を訪れた。
大学の入り口では、ブラジル国旗をはためかせた右翼団体が強い抗議運動を行ったあげく、親ルーラ派の団体との取っ組み合いの喧嘩にまで発展した。ルーラ氏はこの抗議団体を「右翼のファシスト連中」と切り捨てた。
ルーラ氏は、続いてサンターナ・ド・リブラメントに赴き、そこでジウマ前大統領、ウルグアイのホセ・ムヒカ元大統領、エクアドルのラファエル・コレア元大統領との合同のイベントに参加した。だが、ここでも、外では抗議運動が行われていた。