全国財・サービス・観光・商業連盟(CNC)が22日に、3月の家計消費動向指数(ICF)が88ポイントだったと発表した。
この値は、18年2月比で1・1%、17年3月比で12・6%上昇している。
ICFは、0ポイントを最低値、200ポイントを最高値として測る指標だ。今年3月の値は前年(17年3月)比でも前月(18年2月)比でも上昇しているが、「一般家計が楽観的になっている」と判定できる目安の100ポイントには届いていない。
ブラジル経済は16年末まで景気後退が続いていたが、17年には、国内総生産(GDP)が3年ぶりの前年比増を記録した。だが、好況感が一般家庭に届くにはまだ道半ばと言ったところだ。
ICFは、「消費見通し」「耐久財購入の好機」「収入」「クレジット購買」「雇用」「今の消費レベル」「職業面の見通し」の七つの構成要素から算出される。
18年2月と比べて目立って上昇したのは、2・6%上昇の「クレジット購買」と、2%上昇の「耐久財購入の好機」だった。
17年3月と比較すると、「耐久財購入の好機」が27・3%、「今の消費レベル」が23・6%、「消費見通し」が23・3%それぞれ上昇した。
為替変動率の低下と、最近の中銀主導の利下げにより、消費者金利が多少下がったことや融資を受けやすくなったことが、消費意欲の高まり、特に「耐久財購入の好機」に影響したとCNCは見ている。(22日付アジェンシア・ブラジルより)
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