サンパウロ州のパウリスタ都電公社(CPTM)が22日未明から、サンパウロ市とグアルーリョス市のクンビッカ国際空港を結ぶ13号線の試験走行を開始した。開通は3月末か4月はじめの予定だ。
2005年開通の予定だった13号線は、エンジェニェイロ・グラール駅とグアルーリョス空港駅間にもう1駅(Cecapグアルーリョス)あるだけの、3駅12・2キロの短い線だ。内8キロは、アイルトン・セナ道とチエテ・エコロジコ公園、ヅットラ街道の上を走る高架となる。
23日から始まった試験走行は客車を使った実際的なもので、サンパウロ市東部のエンジェニェイロ・グラール駅とグアルーリョス空港駅間を約15分で走る。グアルーリョス空港駅は第1ターミナルに近いが、ターミナルまでは、歩道橋を渡り、GRUエアポートの無料バスを乗り継ぐ必要があるという。
開通後の最初の1カ月間は、土曜と日曜のみ、10~15時に30分間隔で運行される。2カ月目は、10~15時のみだが毎日の運行となる。最初の2カ月間は運賃は徴収しない。
3カ月目からは、早朝4時から深夜の12時までの走行となる上、ピーク時(5~9時と16~20時)には、ブラス駅~グアルーリョス空港間を35分間で結び、エンジェニェイロ・グラール駅での乗り換えも必要としない、Connectと呼ばれる新しいサービスも始まる。(23日付G1サイトより)