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《ブラジル・トカンチンス州》知事が選挙違反で通算2度目の任期中資格剥奪=40日以内に補選を実施

 ブラジル選挙高裁(TSE)は22日、判事投票5対2で、2014年知事選における、違法な選挙資金集めの罪で、トカンチンス州のマルセロ・ミランダ知事(民主運動・MDB)とクラウジア・レリス副知事(緑の党・PV)の資格剥奪を決めた。23日付現地各紙が報じた。
 トカンチンス州知事には暫定的に、マウロ・カルレッシ同州議会議長(人権連帯党・PHS)が就く。同暫定知事は、20~40日以内に州知事補欠選挙を行う義務がある。
 TSEは弁護側の控訴を待たず、両者共、即刻の資格剥奪とした。カルレッシ州議会議長の暫定知事就任は、判決の官報掲載後すぐに行われる。TSEは27日に、知事補選の方法を直接投票にするか、間接投票にするかを決定する。
 補選で選ばれた知事の任期は今年末までだ。10月には、2019年から22年までの任期を務める知事選も行われる。ミランダ前知事もレイス前副知事も、14年10月から起算して8年間は選挙に出馬出来ない。
 ミランダ氏は09年9月にも、06年選挙で再選された際の公権力濫用罪で知事資格を剥奪されており、今回で2度目の知事資格剥奪だ。10年選挙では上議選に出馬して州内最多得票で当選したが、TSEが就任を認めなかった。
 ミランダ氏とレイス氏は控訴の意思を示しており、シャッパの弁護人は「明らかにされるべき事が沢山ある」と語った。