25日未明、サンパウロ大都市圏グアルーリョスで、人気ファンキ歌手のMCブリゾラの乗った車が電信柱にぶつかり、真っ二つに大破する事故があった。この事故で、車を運転していたフェリペ・ミランダ・アラヴェナ・ダゴスチーニョさんが死亡した。ブリゾラ本人は事故当時、後部座席に乗っており、かすり傷を負っただけで済んだ。事故車はブリゾラ所有のものだったが、友人であるフェリペさんが運転。制限速度80キロのところを160キロの猛スピードで走っていたという。警察は、フェリペさんが飲酒や薬物の摂取を行っていなかったかを捜査中だ。ブリゾラは動画サイト、ユーチューブ上で人気を博す歌手だ。
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候補乱立状態の大統領選だが、連立与党のひとつ、ブラジル共和党(PRB)も27日、独自候補を発表した。PRBの推薦を受けたのは、衣服の小売チェーン、リアシュエロの経営者のフラヴィオ・ロシャ氏だ。同氏は、保守系の政治運動団体「ブラジル自由運動(MBL)」とのつながりも強い人物だ。ロシャ氏の出馬により、テメル政権が当初目論んでいた、連立与党代表といえる候補の選出はますます難しくなる。テメル大統領には痛いものに?
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今日28日はサッカーのサンパウロ州選手権準決勝、コリンチャンス対サンパウロの第2戦が行われる。第1戦は0―1で敗戦を喫してしまったコリンチャンスが、本拠地のイタケロンに戻っての2戦目で逆転なるか。2年連続優勝に向けて、負けられない1戦となる。サンパウロが勝てば、2006年以来、12年ぶりの決勝進出となる。