独立行政法人国際交流基金サンパウロ日本文化センターの日本語上級専門家、福島青史さん(50、鳥取県)、久野元さん(48、愛知県)が離着任の挨拶のため来社した。
2年7カ月の活動を終えた福島さんは滞在中の思い出として、サンパウロ州北西部(ノロエステ)のアラサツーバ市訪問を挙げた。「ちょうど読んでいた移民小説の風景と重なり感銘を受けた」と振り返った。
また、福島さんの曽祖父がブラジルに移民しており、リンス近くのジェツリーナ市で親戚に会うことができたという。
帰国後は早稲田大学院の日本語教育研究課の教員として活動するといい、「お世話になりました」と感謝を述べた。
18日に着伯した後任の久野さんは、インドネシアやカザフスタンなどで日語教師のボランティア経験もある。
今後について「世界の各地域に特徴があるように、ブラジル特有の日語教育の在り方を知りたい。訪日就労希望者向けの日語教育についても考えていきたい」と意気込みを語った。
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