ミシェル・テメル大統領は1日、モレイラ・フランコ大統領府事務局長、エリゼウ・パジーリャ官房長官、カルロス・マルン大統領府総務室長官、グスターヴォ・ロッシャ人権局長代行らと会合を持ち、ジオゴ・オリベイラ企画相を社会開発銀行(BNDES)の総裁に就け、同省副大臣のエステヴェス・コウナゴ氏を企画相に昇格させることと、財相辞任の意向を示していたエンリケ・メイレレス氏の後任にエドゥアルド・グァルジア副大臣を据えることを決めたと、1、2日現地各紙が報じた。
今年10月の統一選挙出馬する予定の現職閣僚は、4月7日までに辞職しなければならない。すでに数人の大臣が職を辞する意向を示していた。
上院政府リーダーのロメロ・ジュカ上議(民主運動・MDB)は、自分が政治的後ろ盾となっているジオゴ・オリベイラ氏がBNDES総裁に就き、コウナゴ副大臣が企画相に就任することを喜んでいるという。
一方、マンスエト・アルメイダ局長を企画相にと望んでいたメイレレス財相は、グァルジア副大臣が自分の後継に就くことで満足したとされる。
BNDES総裁の座をジオゴ・オリヴェイラ現企画相に譲るパウロ・ラベーロ・デ・カストロ氏も、キリスト教社会党(PSC)から大統領選に出馬する予定だ。
オリヴェイラ氏は、「BNDESと金融市場の連携を深める事が優先事項の一つ。そうすることで、幅広く国内インフラ設備整備事業への融資を行える」としている。
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