3日未明、総合挌闘家のアドリアーノ・マムーテ(29)が、パラー州ベレンの自宅で強盗に殺害される事件が起きた。
警察によると、強盗が押し入ったのは、2日23時30分頃だった。誰かが台所のドアをノックする音が聞こえ、マムーテがドアを開くと、そこにはシャツで顔を隠し、武装した3人組の男たちが立っていた。
マムーテは妻と9歳の息子が寝ている部屋に向かって走って逃げたが、強盗たちに追いつかれ、寝室で襲いかかられた。マムーテは強盗に「落ち着け」と話しかけたが、顔に銃弾を浴び、床に崩れ落ちた。
マムーテは撃たれた直後はまだ生きていた。だが、彼と妻の携帯電話を盗んで立ち去ろうとした強盗たちが、マムーテがまだ生きているのに気づき、ナイフで胸を刺したため、息絶えた。
一連の出来事は、妻と息子が見ている前で起きたという。
マムーテは総合格闘技の選手として30試合ほどの出場記録もありながらも、同時に船舶の電気技師としても働いていたという。彼には麻薬などの犯罪歴はないことから、犯罪組織に狙われた末の犯罪ではないと見られている。(3日付G1サイトより)