パラナ州ロンドリーナ市の農機具販売店「CACOL」社の創業者である渋川長三郎さんが、老衰のため、今月1日に亡くなった。享年94。
青森県出身の渋川さんは、1929年に両親と7人の兄弟と共に渡伯し、サンパウロ州モジアナ線の耕地に入耕。パラナ州コルネリオ・プロコピオやウライ、サンパウロ州トレメンベなど各地を転々とし、主に珈琲栽培に従事した。
52年にロンドリーナへと移り、57年に同社を設立。北パラナの農業開発最前線で先駆けて耕運機や灌漑用ポンプ、噴霧器などを取り扱い、同州の農業機械化の発展に貢献した。
葬儀は2日午後、市内のオリベイラ公園墓地で行われた。