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米中貿易摩擦=ブラジル産大豆の対中輸出が拡大か=米中両国で高関税課税の応酬

大豆はブラジルの主要農産物だ(参考画像・Jonas Oliveira)
大豆はブラジルの主要農産物だ(参考画像・Jonas Oliveira)

 【既報関連】保護貿易政策をとる米国のトランプ政権は3日、世界貿易市場におけるライバルである中国の製品約1300品目の関税を25%に引き上げると発表した。これに対抗し、中国も4日に、米国産の大豆、飛行機、小麦、綿花など106品目の関税を25%に引き上げることを発表した事で、ブラジルの大豆業者には好機と見られていると5日付ブラジル紙・サイトが報じた。
 米国産大豆に25%の関税がかかることで、中国市場におけるブラジル産大豆のシェアはいっそう拡大するだろうと中国商務局は予測している。
 中国は世界最大の大豆輸入国で、17年に9550万トン、総額400億ドル分の大豆を輸入。大豆油を精製し、大豆カスは家畜や養殖魚の飼料に使用している。
 中国に一番多く大豆を輸出しているのはブラジルで、17年は5370万トンを輸出。2位の米国の同国への輸出量は3300万トンだった。
 農業系コンサルタント会社のIEG FNP社のアナリスト、アエジソン・ペレイラ氏は、「ブラジルは大豆が豊作だった。このタイミングでの米中摩擦により、ブラジル産大豆の対中輸出が伸びる事は固い。しかし、もともと米国産の大豆3300万トン分を、ブラジル産大豆だけで代替することは出来ない。他の大豆生産国のアルゼンチンは不作だ。中国は必要な大豆が確保できなくて、自分の首を絞めてしまうのではないか?」と語っている。
 米国のコモディティ関係コンサルタント会社の共同経営者ペドロ・デジネカ氏は、「数週間前から中国人がブラジル産大豆を高値で買い漁っている」とし、ブラジル産大豆購入で間接的に米国に報復しているとの見方を示した。

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