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《リオ市》地域リーダーの男性射殺=マリエーレ氏の件で市議の供述後

 8日、リオ市西部タクアラ地区の地域リーダーの一人で、リオ市議のマルセロ・シシリアーノ氏(人道連帯党・PHS)の協力者だったカルロス・アレッシャンドレ・ペレイラ氏(37)が射殺された。3月14日に射殺されたマリエーレ・フランコ市議(社会主義自由党・PSOL)の捜査でシシリアーノ市議が市警での事情聴取に応じた直後だった。10日付現地紙が報じている。
 ペレイラ氏は車の中にいたところを射殺されており、殺される直前に、「奴の口を封じねば」と叫ぶ声を聞いたとの証言もある。
 ペレイラ氏は地域住民の声をシシリアーノ市議に届けるボランティアスタッフの一人で、タクアラ地区の地域リーダーの仕事も、同市議の名前入りのチョッキを着て行っていたという。
 シシリアーノ氏によると、ペレイラ氏とは仕事以外の接点はなかったが、「地域のために非常に熱心に働いていた」と振り返っている。
 シシリアーノ氏は市警に呼ばれ、6日に、マリエーレ市議と運転手のアンデルソン・ゴメス氏殺害事件に関する事情聴取に応じたばかりだった。タクアラ地区は犯罪者の民兵組織、ミリシアが支配する地域の一つだ。