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《ブラジル》2月の工業生産8地域で減少=パラナ州や北東部9州は増加

 ブラジル地理統計院(IBGE)が11日に発表した2月の地域別工業生産高調査によると、15の地域中、8地域で工業生産高が減少し、1地域は横ばい、6地域で上昇だった。
 調査対象の15地域とは、パラー州、アマゾナス州、マット・グロッソ州、ミナス・ジェライス州、エスピリトサント州、セアラー州、サンパウロ州、リオ・グランデ・ド・スル州、ゴイアス州、パラナ州、ペルナンブッコ州、リオ州、サンタカタリーナ州、バイーア州と北東部9州だ。
 バイーア州、ペルナンブッコ州、セアラー州の3州は北東部9州と重複している。調査では、この3州の数値も加えた9州全体の数値と、重複する3州のそれぞれ個別の数値が出される。
 ブラジルは26の州と、首都ブラジリアのある連邦直轄区の計27の行政区分があるが、アクレ州やロライマ州など、調査に含まれない州、連邦区も七つほどある。
 工業生産が1月から2月にかけて減少したのは、パラー州(―10・9%)、アマゾナス州(―5・9%)、マット・グロッソ州(―4・4%)、ミナス・ジェライス州(―2・8%)、エスピリトサント州(―1・1%)、セアラー州(―0・7%)、サンパウロ州(―0・5%)、リオ・グランデ・ド・スル州(―0・1%)の8地域。ゴイアス州は唯一、横ばいだった。
 反対に1月から2月にかけて工業生産高が増えたのは、パラナ州(3・3%)、北東部9州(2・6%)、ペルナンブッコ州(1・3%)、リオ州(1・2%)、サンタカタリーナ州、バイーア州(共に0・9%)の6地域だった。
 今年2月の結果を昨年2月と比較すると、9地域は増加したが、6地域は減少となった。
 上昇幅が最も大きかったのはアマゾナス州(16・2%)で、減少幅が最も大きかったのはミナス・ジェライス州(―6・4%)だった。
 今年1月と2月の累積値を去年の同じ期間と比較した場合は、10地域で増加し、5地域が減少だった。
 最大の上昇幅だったのはここでもアマゾナス州(24・5%)で、下げ幅が最も大きかったのはエスピリトサント州(―7・8%)だった。
 17年3月~18年2月の累積値を、その前の12カ月間(16年3月~17年2月)と比べた場合、12地域が増加、1地域は横ばい、2地域で減少だった。
 上昇幅が最も大きかったのはパラー州(9・9%)で、横ばいは北東部9州、下がった2地域は、ペルナンブッコ州(―1・8%)とエスピリトサント州(―0・4%)だった。(11日付アジェンシア・ブラジルより)