11日夜、サンパウロ市セントロ(中央部)のクラコランジアで、麻薬常用者たちが銀行の支店や商店などを襲う事件が発生したと、12日付現地紙が報じている。
麻薬常用者たちによる暴行は、サンパウロ市清掃局員と共にいた市警備隊員たちが、ジュリオ・プレステス広場にたむろしていた常用者たちを退散させようとしたことと、麻薬密売者2人を逮捕したことに常用者が腹を立てたのが原因だったという。
常用者たちはジュリオ・プレステス広場とプリンセーザ・イザベル広場の2方面に別れ、近くにあった店を次々と襲い始めた。
襲われたのは、サンタエフィジェニア通りにある靴店や、ドゥケ・デ・カシアス大通りにあるロテリカなどで、店内を荒らされ、商品を盗まれるなどの被害を受けた。
また、ドゥケ・デ・カシアス大通りのブラデスコ銀行は支店のガラスが割られ、近くの美容院は窃盗の被害を受けた。
常用者たちはさらに、バリケードを築き、火をつけて威嚇する行為も行ったという。
「こういうことは毎日のように起きている。近隣の私たちも被害を受けている」と商店関係者は語っている。
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