19日昼、サンパウロ市南部ジャバクアラで、複数の市の間を走行するEMTUのバスの内部で銃撃戦が行われ、3人が死亡、5人が負傷する事件が起きた。20日付現地紙が報じている。
この日の午後4時頃、EMTUのバスがエンジェニェイロ・アルマンド・デ・アルーダ・ペレイラ大通りを通っていた際に、3人組の強盗が乗りこんだ。
強盗たちは携帯電話など、乗客の所持品を盗みはじめたが、乗客の1人が抵抗したのを見た、平服の軍警1人が銃で反応したために、車内での銃撃戦となった。
この銃撃戦で、軍警のエウトン・リカルド・クーニャ氏(38)が頭部に被弾し、病院に運ばれたが死亡した。ダミアンと称する強盗のひとりは、バスの中で死亡。乗客も1人、被弾後に病院に運ばれたが、助からなかったという。
この他にも、腹部に銃弾を浴びた上、肺に穴が開いて骨折も起こした女性や、割れた窓ガラスの破片を受けた運転手など、5人が負傷した。
警察は同日夜までに残り2人の容疑者を逮捕して、連行したが、事件への関与はまだ捜査中だ。
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