リオのガレオン空港の税関が24日、100キロ分のヘロインと50キロの爆薬を押収した。この外、同空港ではここ最近、薬物関係の逮捕が相次いでいる。24日付現地サイトが報じている。
袋詰めのヘロインは、昨年9月に中国から筒状の段ボールに詰めて送られてきていたが、受取先のブラジルの輸入業者に書類上の不備があり、税関に預けられていた。
だが、輸入業者が必要な書類を届けないため、税関が中身を調べたところ、インボイスには点鼻薬を製造する際に使う化学薬品と記載されていたのに、中身はヘロインと爆薬を製造する際に使うピクリン酸だったことが判明した。
前日の23日には、コカイン5・3キロを二重底にしたスーツケースにつめ、スペインに向かおうとしていた45歳のポルトガル人男性が逮捕されていた。
さらに18日には、幻覚剤エクスタシーを1万粒持ち込もうとしていた46歳のオランダ人男性が逮捕された。
同空港では、国際的な麻薬密売組織を摘発するため、2017年2月から麻薬絡みの捜査を強化しており、昨年末は36人を逮捕。強制連行されて事情聴取を受けた空港職員や税関職員もいた。