4月29日、サンパウロ市でおなじみの文化施設SESCが市内最大の繁華街のパウリスタ大通り119番に新装再オープンし、早くも大きな話題を集めている。4月30日付現地紙が報じている。
パウリスタ大通りのSESCは1978年から2005年に存在し、2010年にリニューアル工事のために閉鎖されていた。
今回リニューアルされたSESCは、全17階建てと非常に大がかりなもので、オープンの日だけで50あまりの無料の企画が行われ、18時までに1万2千人もの人が来場した。
できたばかりのガラス張りのビルはモダンな作りで、カフェを併設した高い屋上からの360度の展望も、美しいと非常に好評だ。
SESCはスポーツ・ジムの他、コンサートや映画、展示会などを行うことができる文化施設が入っている。新装なったパウリスタのSESCでも、クラシックのシンフォニーからジャズ、MPBやヒップホップにいたるまで、かなりの大物の公演予定が早々と決まっている。
本日1日からは、リニューアルの目玉企画と目されていたアメリカの芸術家、ビル・ヴィオラの展示会もはじまる。