ブラジルスーパーマーケット協会(Abras)は、今年1月から3月までの第1四半期の国内スーパーの売上高が、昨年比で2・28%増えたと発表した。
この記録は第1四半期の記録としては、2013年以来、5年ぶりの好結果だ。またAbrasは、3月の売上高は、2月に比べて17・23%増え、昨年3月との比較では12・12%の増加を記録したと発表した。
Abras会長のジョアン・サンゾーヴォ・ネット氏は、「今年3月の好結果は、我が業界にとって年で2番目に重要なイベント、イースター(復活祭、今年は4月1日だった)前の商戦が同月に持ち込まれたことによるところが大きい。昨年のイースターは4月16日で、イースター関連の売上は4月に記録された。また、3月が2月より良いのは、3月は31日あり、2月は28日しかないので当然のこと」とし、「調査結果は、ゆっくりとは言え、ブラジル国民がまた消費し始めていることの表れ」と語った。
Abrasの経済・調査部門が調べた「基礎商品セット」の全国平均価格は、2月の442・88レアルから438・83レアルへと、0・92%下落した。
基礎商品セットの価格は、ブラジル人の食卓に欠かせず、スーパーでもっとも購入される頻度の高い35品目の価格を基に算出される。
3月にもっとも値上がりした品は、マンジョッカの粉、牛乳、卵、モッツァレラチーズだ。逆に値下がりが目立ったのは、トマト、豆、ジャガイモ、タマネギだった。
価格変動を地域別に見ると、3月は全地域で価格が下がったが、下げ幅がもっとも大きかったのは、平均で1・32%下がった北東部9州で、当地での基礎商品セットの価格は394・21レアルだった。
北東部の中でも下げ幅が大きかったのは、パライバ州都ジョアン・ペッソア市の5・8%減や、バイーア州都サルヴァドール市の2・99%減だった。(2日付アジェンシア・ブラジルより)