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サンパウロ市イビラプエラ=軍警と強盗が白昼に銃撃戦=公園は騒然、人質や篭城も

 1日、サンパウロ市南部のイビラプエラ公園近くで、軍警と強盗集団が銃撃戦を行い、さらには強盗が住人を人質にして民家に立てこもる事件が起きた。2日付現地紙が報じている。
 事件の発端は1日午後2時過ぎに、カンポ・ベロのラプラセ街で軍警がマシンガンで武装した4人組が、民家に押し入ろうとしているのを見つけたことだ。
 犯人たちは軍警を見ると銃を発射。停車中の車を盗んで乗り継ぎ、逃走を図った。逃走劇はイビラプエラ公園の第7扉の近くまで続いたが、ここで、犯人たちが市警備隊の車両を盗もうとしたため、警備隊員が銃を使用したことで公園内に衝撃が走った。このやり取りで警備隊員2人が負傷したが、命に別状はない。
 犯人たちは市警備隊の車両でメナウド・ロドリゲス街まで逃げたが、ここでも軍警との撃ち合いが起きた。この結果、犯人の内2人が負傷し、逮捕された。
 さらに残った2人の犯人はヴィラ・マリアーナのペドロ・デ・トレド街の家屋に入り込み、家にいた従業員1人を人質にして立てこもった。軍警が交渉を行った結果、1人はまもなく身柄を引渡した。もうひとりは3時間粘ったが、結局、諦めて逮捕された。