1日に起きたサンパウロ市セントロの24階建てビルの炎上、倒壊後、現場となったラルゴ・ド・パイサンドゥ付近は、倒壊で生じた瓦礫や被災者らが持ち出した生活品が散乱し、混沌とした状態にあるという。そんな最中、住処を失った元住人らが僅かな衣類や毛布などに包まり、夜を過ごす姿も見られている。ブルーノ・コーヴァス市長は瓦礫撤去などをなるべく早く完了させ、元住人らを施設に送る手続きを行いたいとしている。また、9歳の双子の兄弟とその母親(38)の3人が行方不明のままで、父親(42)が生存を信じて待っている。状況は厳しいが、生存を信じて救出活動にあたってほしいところ
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2日、サンパウロ市とグアルーリョス空港を結ぶCPTM13号線が正式に通常運転をはじめた。その間、実に9キロ。市民としてはありがたく、CPTM側も「乗客数1日平均12万人」を目指しているはずなのだが、2日に関する限り、期待された車両の中はガラガラに終わった。駅の中には、利用者の姿がほとんど見られないところもあったという。最近は駅の開通ラッシュが続いており、他の線に市民の興味が向いてしまったか。いずれにせよ、今一度の宣伝活動が必要なようだ。
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3日に行われたサッカーのリベルタドーレス杯で、コリンチャンスは本拠地イタケラでの対インデペンディエンテ戦に1―2で敗れた。この試合を落としても、グループ・リーグ7のトップは変わらないが、勝っていれば決勝トーナメント進出に大きく近づいていたため、痛い敗戦となった。残り2試合で立て直せるか。