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《ブラジル》母の日=今年は過去5年で最大の売り上げ?=国内全体で5千億円以上が動く

日本と同様に、ブラジルでも5月の第2日曜日は母の日だ。今年の母の日商戦は、過去5年で最大の売り上げになると予想されている。ブラジルクレジット取引保護サービス(SPC)と、全国商店主連合(CNDL)が、今月13日の母の日は、ブラジル全体で1億1150万人が買い物に出て、プレゼントの平均価格は152・98レアルになるだろうと予測した。
母の日関連消費は、商業部門、サービス部門で総額170億5千万レアルになるだろうと、SPCと、CNDLは試算している。
全国財・サービス・観光商業連合(CNC)、SPC、CNDLの調査によると、プレゼントとして最も好まれているのは服、香水、靴、化粧品だ。多くの消費者は、相手の性格や好みを考え、何を贈れば喜ぶかをプレゼントを選ぶ際の基準とする。最終的には商品価格(安さ)も考慮するが、優先事項ではない。
消費者がプレゼントを買う場所はショッピングセンター(デパート)が中心だ。
8割の消費者は、プレゼント代は全額自分持ちと答え、残りは一部を家族など他の人と共同で払うと答えた。共同でプレゼントを買う場合、一緒に払う相手は兄弟、姉妹が多いが、夫、妻(配偶者)、それ以外の家族、父親などだった。
また、母の日商戦のため、2万1100人分の臨時雇用枠が創出されるとの調査も出た。これは昨年の2万400人を上回る。平均給与も月額1220レアルと見られ、昨年より3%高い。(8日付アジェンシア・ブラジルより)