ホーム | ブラジル国内ニュース | アエシオ=裁判案件のひとつが地裁へ=MG州知事時代のカルテル疑惑

アエシオ=裁判案件のひとつが地裁へ=MG州知事時代のカルテル疑惑

 連邦議員に対する法的特権(フォロ・プリヴィレジアード・FP)の改正により、14年の大統領選次点のアエシオ・ネーヴェス上議(民主社会党・PSDB)の抱える裁判の内のひとつが地裁に回された。9日付現地紙が報じている。
 8日、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は、アエシオ氏がミナス・ジェライス州知事時代(2003~10年)に行った州庁建築工事におけるカルテル形成に参加した容疑に関する裁判を、ミナス・ジェライス州地裁に回した。この疑惑は、ラヴァ・ジャット作戦でのオデブレヒト社の報奨付供述で浮上したものだった。
 アエシオ氏は上院議員であるため、改正が行われる前までは、あらゆる裁判案件が最高裁の管轄だった。だが3日の最高裁判事投票でFPが「任期中に犯した、職務に関連する犯罪の裁判のみが最高裁」という判断に切り替わったため、この件が地裁に回された。
 3日にFPの判断が改正されて以降、最高裁判事たちは最高裁案件だった連邦議員の捜査や裁判を次々と地裁に回している。その数は8日現在で44件に上っている。