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《ブラジル》墜落機の中から金塊発見=借主の不審な行動で警察が押収

 ブラジル北部のアマゾナス州イタコアチアラ市で16日、パラー州のイタイトゥーバ市からアマゾナス州都のマナウス市に向かっていた単発機が墜落し、その残骸の中から150万レアル相当の金塊9・5キロが見つかった。
 事故が起きたのは16日朝で、イタイトゥーバ市を7時10分に出発し、マナウス市に7時55分に到着する予定だったが、マナウス市から207キロのウルクリトゥーバ市の森林地域で消息を絶った。
 警察と消防はマナウス市の南東160キロ付近を中心にヘリを飛ばし、捜索を行ったが、16日は事故機を発見する事は出来なかった。
 ウルクリトゥーバ市には、消息を絶った単発機の所有者も現れ、自分が乗ってきた飛行機での捜索も行ったが、単発機は見つからなかった。
 ところが、マナウスから約270キロのイタコアチアラ市の森林地域で事故機の残骸を見つけた住民が17日に同市の警察に通報。同市の市警と消防からなるスタッフが現地に向かい、17日午後、残骸を発見した。
 事故機は5人を運ぶためにチャーターされたというが、17日に発見・改宗された遺体は2人分のみで、18日朝、マナウス市の法医学研究所に到着した。
 一方、事故機を借りたという男性が残骸の中から工具箱のようなものを取り出したのを見た市警らは、その行動を不審に思って男性に詰問。警察は、工具箱の中に入っていた小分けにした金塊、計9・5キロを押収し、マナウスの市警本部に送付。市警では、金塊の出所などを捜査している。(17、18日付G1サイトより)