17日、児童ポルノの取締りが全国規模で行われ、251人の逮捕者が出たと、18日付現地紙が報じている。
この捜査は24州と連邦直轄区の市警によって同時に行われ、251人の逮捕の他に、579件の家宅捜索、物証押収も行われた。
摘発者が最も多かったのはサンパウロ州で、76人が逮捕されている。
今回の捜査で逮捕された容疑者は、国家保安局(SENASP)諜報部が4カ月かけて行った捜査に基づいて割り出されたという。
逮捕の決め手となったのは、児童ポルノに特化した違法サイトでのダウンロード回数だ。「そうしたところから最低150回のダウンロードを行った人を現行犯として摘発している。無意識のうちに150回もダウンロードされるなどありえないからだ。容疑者によっては、20万回もダウンロードした人もいた」と同局のアレッサンドロ・バレット氏は語っている。
また、逮捕された人たちの年齢層は20代から60代までと幅広く、女性や弁護士、教育者までいた。今回の摘発では、前回の摘発で逮捕され、保釈金を払って釈放されたのに、その後もアクセスを繰り返していた人物も相当数いたという。
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