19日から20日にかけて、サンパウロ市恒例の24時間文化イベント「ヴィラーダ・クルツラル」が開催され、約300万人を集める好評ぶりを示した。21日付現地紙が報じている。
サンパウロ市のアンドレ・ストゥルム文化局長によると、今年のヴィラーダは昨年から大きく改善した点があったという。昨年は会場を市内各地に広げすぎ、場所によっては閑散とした会場が目立つ結果になったため、今年は従来通りに、メインとなるステージをセントロに戻したという。
その結果、「2016年ほどではなかったかもしれないが、間違いなく昨年よりは多く動員できた」とストゥルム局長は語る。
今年参加したコンサート出演者で人気があったのは、女性アイドル・グループのルージュやカエターノ・ヴェローゾ、人気女性歌手のヴァレスカ・ポポズーダといったところだったという。最多動員を記録したのはベテラン・ラッパーのマルセロD2で、彼がセントロのサンジョアン大通りで行ったショーには5万人がつめかけたという。
その一方、セントロでは期間中、パトカー1台と市警の建物2軒が落書や破損の被害に遭うなどの事件も起きた。