ピニェイロス・ロータリークラブ(ジョゼ・ヴァスコンセロス・フィーリョ会長)が救済会「憩の園」(グアルーリョス市、佐藤直会長)に吸入器2台を寄付するにあたり16日、憩の園の大広間で引渡し式を行った。職員、入居者らが集まり、感謝の意を示した。
式にはフィーリョ会長、ロータリークラブ財団の三沢エンリケ理事、憩の園の佐藤会長、吉岡黎明副会長、吉安園子前会長が出席。佐藤会長は挨拶で「本当にありがたい。ロータリークラブの皆さんに感謝しましょう」と職員と入居者に語りかけ、会場には大きな拍手が起こった。
ピニェイロス・ロータリークラブはこれまでも憩い園にワゴン車や大型洗濯機、調理器具などを寄付しており、今回が5回目。三沢理事が会長だった2002年に始まった。三沢理事は「それ以前から個人的に憩の園の活動に携わっていた。団体として援助できて力になれて光栄です」と話した。
吸引機は1台当たり2000レアル相当で、風邪や肺炎の入居者の治療に使われる。佐藤会長は「これからの季節は気温が下がって体調を崩す人が増える。いただいた吸入器が活躍すると思う」と話した。