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《ブラジル》トラックスト=運転手が暴行受けて負傷=病院用の衣類運送試みて

 【既報関連】ディーゼル油の価格上昇に反対して起きたトラックスト4日目の24日、マット・グロッソ州で、病院用の衣類を運ぶトラックが投石を受けた上、運転手が暴行されて負傷する事件が起きたと同日付現地紙サイトが報じた。
 事件が起きたのはマット・グロッソ州都のクイアバから420キロのソリーゾ市だ。運転手は国道163号線を通り、病院への品を納品しようとしたが、同道を封鎖していたトラック運転手達はこれを嫌い、トラックを囲んで進行を妨げた上、フロントガラスに大きな石を投げつけた。
 また、運転手を引きずり出して暴行を加えたため、運転手は徒歩で逃げ出し、連邦道路警察まで行き着いたが、そこで気絶。通報を受けて駆けつけた同道管理会社の医師が手当てを施した。
 連邦道路警察によると、被害に遭った運転手は60歳で、命には別状はなかったが、現場にはトラック運転手が大勢おり、投石を行った人物や被害者に暴行を加えた人物を特定し、逮捕する事は出来なかったという。
 ストに参加しているトラックの運転手達は、自分達の車を停めて他の車の走行を阻害するだけでなく、封鎖地点を通過しようとするトラックがあるとそれを止め、それ以上の業務遂行を阻む行為も行っている。