マルシオ・フランササンパウロ州知事は16日夕方、州政庁バンデイランテス宮で主要日系団体代表者から日本移民110周年記念式典の招待状を受け取り、出席を約束した。加えて、ルアネー法で100万レアルを財政支援する可能性について検討すると発表した。
予定より1時間40分遅れで会合に顔を出したフランサ州知事は、「(記念式典に)必ず出席する」と約束。「日系社会に繋がる全てのものは優れており、平穏であることと同義だ。サンパウロ州は日本人移民を受け入れ、多くの日系人を抱えることを誇りに思っている」と手放しで賞賛。
さらに文協文化ホール建設に70万レ、日本祭り開催に30万レを支援する可能性を示唆した。
日系団体からは、呉屋春美文協会長、与儀昭雄援協会長、島袋栄喜県連副会長、菊地義治ブラジル日本移民110周年実行委員長、大城幸雄日伯文化連盟会長、福原カルロス文協副会長、野口泰在聖総領事が出席。
福原文協副会長からは、眞子さまのご臨席が検討されていることに触れ、当日の警備体制について協力を要請した。
ブラジル日本移民110周年に関するサンパウロ州知事との会合は、今年2月9日にジェラウド・アウキミン州知事(当時)との間でも行なわれていた。だが、今年10月に行われる大統領選挙に出馬するため同州知事が先月退任となったことを受けて、式典への出席を直接、本人に要請するため、今回新たに会合が設けられた。