ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 28日夜あたりから現地サイトで本格的に報じられはじめた、トラック運転手のストでの軍事介入要求が、29日はより大きくなった。これにより、当初は国民の8~9割が支持していた今回のストの支持率も急激に落ちはじめている。「ストを起こす」こと自体は国民の権利だが、あくまで「法の範囲内」での抗議であるべきであり、そのような野望のために、ここ数日間で報じられているような混乱を招くのはいかがなものか。街中ではようやくガソリンが供給されはじめたというが、スーパーの棚がかなり寂しくなっていることも国民には恐怖のはず。食料も早く戻ってきてほしい。
     ◎
 最高裁判事のジウマール・メンデス判事に対してトマトを投げつけることで抗議する、通称「トマタッソ」と呼ばれる攻撃を考案した人物が、検察庁から起訴処分を受けた。この行為は昨年の12月と今年の1月に行われ、話題となっていた。トマトを投げるだけなら「いたずら」の範囲内に見え、それで大怪我をするようなこともないだろうが、やはり狙われた側からすれば嫌なものか。法廷内での言動で悪役イメージも強い同判事だが、これで一安心か。
     ◎
 現在、W杯に備え、ロンドンで調整中のサッカー代表チーム(セレソン)。6月3日にはクロアチアとの親善試合も控えているが、どうやらその試合は、長らく怪我のために調整中だったネイマールとファギネルの久しぶりの実戦試合になりそうだとか。もちろん、早く試合の勘を取り戻してほしいが、くれぐれも怪我の再発には気をつけてほしい。