29日、最高裁が、下院議員のネウソン・メウレール被告に対して実刑判決を下した。これは、ラヴァ・ジャット作戦の政治家が最高裁で裁かれた第1号となる。30日付現地紙が報じている。
最高裁第2小法廷はこの日、メウレール被告に対し、ペトロブラスの事業契約に絡む贈収賄工作に関与したとして、収賄ならびに資金洗浄で13年9カ月と10日の実刑判決を下した。加えて26万5千レアルの罰金刑も科した。
同法廷はさらに、同被告の息子のネウソン・メウレール・ジュニオル、クリスチアーノ・メウレール両被告に対しても、それぞれ4年9カ月と18日、3年4カ月の実刑判決を下している。
さらに同親子は、ペトロブラスに対して、500万レアルの賠償金の支払も命じられている。
この事件は15年3月に最高裁に起訴されたもので、3年2カ月を経て裁かれたことになった。
メウレール氏は1回だけ控訴することが可能だ。第2小法廷は、同氏の議員としての職務継続か否かの判断をする決定権を下院に委ねた。