もうすっかりトラックストも過去のものになりつつあるブラジルだが、先週末、「4日に再びトラックスト敢行」との噂が飛び交った。トラック運転手のワッツアップで浮上したようだが、連邦政府側はそれが「嘘の情報」とした上で、様子を見守る方針をとった。その情報だと、「ストを行いたい運転手たちはブラジリアのマネ・ガリンシャ・スタジアムへ集合せよ」とのことだったが、5万人を目指していたはずのストにかけつけたトラックの数は3日午後5時の時点でわずか15台。その後、この件に関する報道もなくなった。ストを扇動した過激派へのしらけムードはここにも。
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サッカーW杯開幕を約10日後に控えた3日、セレソンは英国リバプールでクロアチアとの親善試合を行った。前半はベンチで様子見だったネイマールが、3カ月ぶりの復帰戦でいきなりゴールを決め、チームの勝利に貢献した。ネイマールが故障の影響を感じさせないプレーをしたのも大きいが、現状、「怪我さえしなければ御の字」の試合で、欧州強豪の好選手目白押しのクロアチアに危なげない試合運びで2―0で勝てたのはさらに良かった。このまま、本番に突入してくれれば。
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3日、トカンチンス州でマルセロ・ミランダ前知事とクラウジア・レリス前副知事罷免に伴う知事選の一次投票が行われた。州議会議長で現在は知事代行のマウロ・カルレッセ氏(社会人道党・PHS)と上議のヴィセンチーニョ・アウヴェス氏(共和党・PR)が1位、2位となり、24日の決選投票に進んだ。任期は今年いっぱいだが、再選希望なら10月の選挙にも出馬できる。