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生物学研究所で珈琲収穫祭=山本喜誉司論文寄贈に感謝

式典の様子(提供写真)

式典の様子(提供写真)

 【既報関連】サンパウロ州農務局生物学研究所(アントニオ・バチスタ・フィリョ所長)は先月24日、同研究所の珈琲園で毎年恒例の「Sabor da Colheita(収穫の味わい)」を開催した。
 これはサンパウロ州が珈琲収穫の時期に入ることを祝し、毎年この時期に開催されるイベント。一般向けに同研究所が開放され、珈琲の収穫体験や栽培から加工に至るまで全ての過程について学ぶことができる。
 式典で挨拶したアントニオ所長は、東山農場の初代場長だった山本喜誉司氏(文協初代会長、1892-1963年、東京都)のコーヒー樹の害虫駆除の研究に関する博士論文の複写が、先月16日に寄贈されたことに言及、謝意を述べた。
 また日本移民110周年を迎えることにも触れ、「現在、研究所で働く日系人の研究員、職員の数が110人おり、奇しくも符合している」との話もあった。
 式典には中野直樹副領事も出席し、招待客による桜と珈琲の苗の記念植樹が行われた。