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 7日付アゴラ紙によると、サンパウロ市の苦情受付課が18年4月に受けた苦情の数が過去最高の2824件を記録したという。4月はちょうど、ジョアン・ドリア氏からブルーノ・コーヴァス氏に市長が変わった時期だが、苦情はそうした人事とは関係なく、「樹木の手入れ不備」(309件)を筆頭とした木の問題や、道路の穴、雨の際の灌漑、ゴミ散乱などの苦情が多かったという。この苦情だが、カサビ市長だった2008年以降はどんなに多くても2千件は超えず、ハダジ市長時代も2016年に1度、2千件を超えただけだ。だが、ドリア市長時代に増えはじめ、今年は3月にも2332件を記録していた。一体、原因はどこにあるのか。
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 3日、サンパウロ市西部ヴィラ・ソーニャにある市立の幼稚園に2人組の強盗が侵入した。強盗は、テレビやコンピューターなどの電気機器のほか、鍋や園児用の給食、さらにはおむつまで盗んで逃げたという。犯人はなおも逃走中。この影響で、幼稚園は以後2日にわたって休園となった。もちろん、窃盗そのものも犯罪ではあるが、何も小さな子どもたちにとって不可欠なものまで盗んで行かなくても。
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 6日のサッカーの全国選手権、パルメイラスは敵地ポルト・アレグレでの強敵グレミオ戦に2―0で快勝し、順位を3位に上げた。他方、サンパウロ市イタケラでのコリンチャンス対サントスの伝統カードは、1―1で引き分けた。コリンチャンスのペドリーニョとサントスのロドリゴの注目新人は、共に無得点に終わったが、ロドリゴはアシストで存在感をアピールした。