オーストリアのウィーンで10日、ロシアW杯に挑むサッカー、ブラジル代表(セレソン)とオーストリア代表の親善試合が行われ、セレソンが3対0で勝利したと11日付現地各紙が報じた。
W杯の初戦、対スイス戦を17日に控えるセレソンは、その一週間前の対オーストリア戦を、最後の調整の機会とした。この試合の一週間前の対クロアチア戦で途中出場、3カ月ぶりの実戦復帰でいきなり得点も決めたネイマールも先発出場した。
直前の親善試合でドイツを倒していたオーストリアは、技巧に勝るセレソンの動きを封じ込めようと、激しいマークで対抗したが、セレソンは、前半35分にガブリエル・ジェズースが先制すると、後半も17分にネイマール、23分にはコウチーニョが連続で得点し、危なげなく勝ちきった。
チッチ監督は試合後、「チームは精神的に成熟している」と、敵の激しいマークにも冷静さを失わずに戦ったチームを賞賛し、怪我から復帰後2戦連続で得点したネイマールも、「敵の当たりがきつくて、UFC(格闘技)のトレーニングみたいだった」と余裕の笑みをみせた。
これでセレソンはチッチ監督が就任してから、21試合を戦い、17勝3分1敗の好成績でW杯に突入する。
なお、この試合の後、セレソンは現時時間の11日未明に開催国ロシアのキャンプ地ソチに入った。到着当日はオフを与えられた選手たちは保養地ソチで英気を養い、12日からのトレーニングに備えた。
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