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《ブラジル》クリスチアーネ下議も捜査対象に=労働省と組合の大型汚職で

 【既報関連】12日、連邦警察が、クリスチアーネ・ブラジル下議(ブラジル労働党・PTB)を、労働組合と労働省の間での大型贈収賄工作の重要人物とにらみ、自宅などの捜査を行った。12日付現地サイトが報じている。
 労働省での組合創立登録を早期に行うのと引き換えに収賄を行うなどしたと見られる、組合と労働省との間の贈収賄疑惑捜査「レジストロ・エスプーリオ作戦」が5月30日に行われたことは本紙でも報じたが、12日はその第2弾が行われ、クリスチアーネ氏がその対象となった。連警はこの日、同氏の自宅や下議執務室など、3カ所で家宅捜索を行った。
 クリスチアーネ氏はPTB党首のロベルト・ジェフェルソン氏の娘として知られている。今年1月にはテメル大統領から労働相に指名され、就任直前まで行った。だが、労働手帳に登録しないまま、運転手に過酷な労働をさせていたとして裁判沙汰になっていたことが判明し、就任が破談となった。
 PTBは今回のスキャンダルの中心的政党でもあり、クリスチアーネ氏が本当に関与していたか否かが注目されている。