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中平さん、来伯公演15周年=「皆さんに早く会いたい」

「ホッペにキスだけ、抱擁禁止!」と中平さん(中央)。左が吉岡黎明さん、右が松尾マルシアさん

「ホッペにキスだけ、抱擁禁止!」と中平さん(中央)。左が吉岡黎明さん、右が松尾マルシアさん

 日本の歌手中平マリコさん(60、大阪府)が今年もブラジル中で歌声を披露する。バイーア州のほか、聖、パラナ州などでの公演も控える。
 7月1日午後2時からは文協(Rua Sao Joaquim, 381, Liberdade)で「伯公演15周年記念コンサート」。約2時間の同公演は2部構成で、第1部では子供による太鼓演奏や健康体操など各団体とのコラボ。第2部は「マリコ・オン・ステージ」で歌声を響かせる。中平さんは「石鹸や大人用おむつなど生活用品を手にお越しください。ご来場心からお待ちしています」と呼びかけた。
 「10年前に皇后美智子さまから頂いた日系社会へのお言葉を伝えたい」という。美智子さまから「ブラジルに移民された皆様のご苦労は語りつくせない。私は皆さんにいつでも心を寄せていることを伝えてくださいね」と頼まれたそうだ。
 中平さんの新曲「手渡された110年…」CDには美智子皇后が作曲した「ねむの木の子守唄」を収録。歌詞カードにはブラジルの日本人移民に対する美智子皇后からのお言葉が添えられた。
 ブラジル各地で中平さんを待つファンに向け、「私に生きる勇気を与えてくださる皆さん、困難に耐えてこられた皆さんに会いたい。昨年11月に大手術を終えたばかりで、左肩の痛みはまだ続いているので、ソー・ベイジーニョでポル・ファヴォール」と微笑んだ。8日に来社した中平さんの滞在予定は、5月25日から10月6日まで。