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東西南北

 レイ・セッカ(飲酒運転防止法)が制定されてちょうど10年。有名な、「飲んだら乗るな」の標語は酒類の販売店で頻繁に見られ、リオ州、サンパウロ州、リオ・グランデ・ド・スル州ではメニューに印刷する事が義務付けられている。調査機関の調べでは、2008年から2016年までに同法によって、4万1千人の人命が守られたという。同法を議会に提案した議員は、法案制定10周年式典において、「取締りを強化する必要がある」と語ったとか。今後も飲酒運転撲滅に向けて警察の頑張りを望みたい。
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 盛り上がりを見せるロシアW杯。出場32カ国がドンドン試合を行っていく中、19日の第1試合最終日に登場した日本はコロンビアに2対1で勝利。開始早々積極的に攻めると、ペナルティエリア内でハンドの反則を誘い、相手は退場。PKの好機を香川が確実に決めて先制した。その後フリーキックで追いつかれるも、後半は大迫がコーナーキックに頭で合わせて勝ち越した。この勝利は、「アジア勢がW杯で初めて南米勢から奪った白星」とのこと。日本は勢いに乗れるか?
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 17日のスイス戦でよもやのドロー発進となったセレソン。「スイスの同点ゴールの前に反則があったのでは?」の不満は残るが、「コーナーキックの守備が甘かった」との声もメディアからは出ている。チッチ体制発足以来、セレソンは22試合を戦い、6失点しか許していないが、その6失点の内の5失点は、ヘディングシュートによるものだ。「空中戦の整備が急務」の中、負けられないコスタリカ戦は、ブラジリア時間の22日朝9時からだ。