一般社団法人「日本ブラジル中央協会」(大前孝雄会長)の会報『ブラジル特報』1644号が5月に発刊された。「地方が紡ぐ日伯110周年」が特集テーマ。広島から本紙元記者の堀江剛史さんが《「移民県」広島の今》という一文を寄せた。死語化した「移民県」という言葉、一端は凍結されたが再公開された「広島市デジタル移民博物館」の顛末を振り返り、モジ市に住む親戚との交流エピソードを披露。広島県人として「被爆地に生まれた我々は平和を伝える使命がある」のと同様に、「移民県に生まれた者の使命として移民について伝える」ことを通して、移民県という言葉の死語化に逆らう気持ちが語られている。今回も読みどころ色々。会報バックナンバーはhttp://nipo-brasil.org/tokuho/#bnで閲覧可。