ブラジル人のロボット技師チーム〃オグロボッツ〃が、中国で開催されたロボットバトル大会、クラッシュ・ボッツで優勝したと、ブラジル国内のニュースサイト(22日付)が報じた。
この大会の様子は、5億人のチャンネル登録者がいるインターネットTVで放映された。同大会の優勝賞金は40万レアルで、34チームが参加し、その内の21チームは中国人チームだった。ブラジル以外にも英国、イングランド、インド、ロシアからの国外チームが参加した。
ブラジルチームは、24歳から34歳までのロボット技師7人からなり、サンパウロ州ソロカバ市を本拠地として活動している。
ロボットの名前はダーク・ウォルフという。チームの一員ムリーロ・マリン氏は、「1日5回のロボット同士の決闘を2日間続けたんだ。ロボットはバトルの度に傷んで戻ってくるから、その度に急いで修理しなきゃいけなかった。会場には朝の8時について、会場を出るのは深夜3時。大変だったよ」と振り返る。
2体のロボットが強化ガラスに囲まれたリングに入れられ、3分間戦う。ノックアウトされるか、動けなくなるかすると負けで、審判による判定決着もある。
ロボットは「本体の移動」と、「敵を攻撃する動き」の2系統に別れてリモコン操作される。ブラジルのロボットは、重さ30キロで〃つるはし〃状の強化鋼を高速で回転させる事で敵に損傷を与える。この攻撃でリング外に飛ばされたロボもいるほどだ。
今回の大会には協賛者がつき、ブラジルチームのロボ制作費7万5千レアルもそれによって賄われた。