ブラジル日本移民110周年記念曲「ありがとうブラジル」(ポ語版)の公式音楽ビデオが、24日午後7時から動画サイトYoutube(https://www.youtube.com/watch?v=DgSZJNud-b8)で公開されている。
コロニア歌手の平田ジョエ昭夫さんとジュリーニョ・ボガージョさんが作詞作曲したこの曲は、様々な想いを抱えて祖国を離れ、ブラジルに受入れられ110年の時を刻んだ今、両国に感謝を込めた。歌詞には「ありがとう」の言葉が幾度も繰り返されている。
音源収録には、平田さん本人、尺八奏者シェーン・ヒベイロさん、わだん太鼓アンサンブル、ブラジル創価学会のオーケストラやコーラスが参加した。
ミュージック・ビデオには、レキオス芸能同好会、琉球国祭り太鼓、琉球舞踊協会、鳥取しゃんしゃん傘踊り、ヘプレーザ文協阿波踊り、池芝流日本舞踊教室、二天古武道研究所、サンバチームのアギア・ジ・オウロ(黄金の鷲)、パシスタのカチア・マツダさんら総勢150人が加わる豪華共演となった。
平田さんによれば「日系社会の様々な芸能団体が参加し、一つのミュージック・ビデオを制作したのは今回が初めて」。今年3月から各地イベントで披露しており、「(お客さんの)反応がとても良い。感激して涙を流す人もいる」と完成に自信をみせる。
平田さんは7月14、15日に東京代々木公園で開催される「第13回ブラジル・フェスティバル2018」、20、21、22日にマリンガー、サンパウロ、プロミッソンで開催される110周年式典でも出演し、同曲を披露する。
平田さんは「この曲を通じて、日伯両国で移民110周年をさらに盛り上げていきたい」と期待を込めた。
同曲は「ありがとうブラジル・チャンネル」から配信される。日語版は、7月1日午後7時から公開される見通し。
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110周年記念曲「ありがとうブラジル」の公式音楽ビデオをさっそく見たが、池芝流日本舞踊から琉球国祭り太鼓、サンバチームまでの150人がずらりとそろって共演する映像は、圧巻の仕上がり。今までの記念曲よりも更に力の入ったもの。そもそも本格的な映像付の音楽ビデオは始めてか。ユーチューブの映像が見られる人は必見だろう。フェイスブックやツイッターをやっている人は、どんどんリンクを拡散してもらい、より多くの人に見てもらえば、110周年祭典がさらに盛り上がるのでは。